梅澤氏デジカメ調査報告
2000/11/15
NCIA代表 なかに氏
 1.まえがき
梅澤氏よりデジカメ購入候補として、ソニーのサイバーショットP1を選定したが、これについて調査してほしいとの依頼があったので、調査を行った。
本依頼に対し、前回の宮下御大のスキャナ同様Niftyのフォーラムを利用しようと考えたが、めぼしいフォーラムが見つからなかった。
そこで今回は、私の購入経験からいえる一般的なアドバイスをさせていただく形を取らせて頂くこととする。
 2.かならず店頭でテスト実写しましょう
とにかく実機を展示してある量販店に行って、メモリーを実際に装填して実写することをおすすめします。買ってから後悔することの8〜9割を、この作業で回避することが出来ます。
私はこの作業を、新宿のヨドバシカメラでその昔行いました。。
 3.テスト撮影には費用を惜しまないで・・
この場合装填するメモリーは借り物ではいけません、自前のメモリーが必要です。理由は、家に帰ってからの画像チェックが可能だからです。実際にこの作業をやると、画像の実力がはっきりします。
事前にメモリーやPCカードアダプタを、自腹で購入するという投資は必要ですが、カメラを買ってから裏切られたことに気づくよりは、被害が少なくて済みます。
特に梅澤さんはノートパソコンをお持ちですので、デジカメ画像の読み出しに必要な投資は少ないでしょう。
もちろんテスト実写したカメラを購入決定した場合、この事前投資は無駄にはなりません。
 4.チェックポイント
とりあえず、さくっと思い出したチェックポイントを上げておきます。
不利な部分を割り切って購入するか、購入を見送るかの決断は、買う人の価値判断で行ってください。
初心者でも困ること 電池が持たない 汎用の単三型電池を使うタイプより、専用電池を使用する方が有利です。
旅行するときに電源まで持って行かねばならない不便はありますが、後者をお薦めします。
この点P1は有利でしょう。
充電が本体で出来ない(充電回路を内蔵していない) ACアダプタをカメラにつなげるだけで、内蔵電池が充電出来るタイプが便利です。このタイプですと、カメラ保管時にコンセントにつないでおけば、常に満充電です。いつの間にか、電気が抜けていることがありません。
また旅行時にも荷物が少なくて済みます。
質問のP1がこれに該当するかは判りませんでした。
操作方法が取説を見ないと判らない これが良いカメラは、久しぶりに触っても取説を読まずに思い出せます。
店頭で触っても、撮影から画像再生まで、取説が無くても操作できます
動作が遅い 例えば続けてシャッタを切りたいときイライラします。
人を撮るときに、盛り上がった場がシラケてしまうなんてことも経験します。ストロボのチャージに時間がかかる機種も、披露宴やパーティーでイライラします。
液晶が明るいところで見づらい 直射日光下では、デジカメに限らず液晶が見にくいのは、避けられない事実です。これはしかたないとしても、この実力はカメラによってかなり違います。
これは量販店でもチェックが難しいのですが、ポリシリコン式というのが有利です。
質問のP1はただのTFTなので不利かも。
中級者以上だと困ること 撮影画像の確認がしにくい いちいち再生モードにしなくても良いやつが良いでしょう。
撮影モードのまま、今撮影した画像を確認できると便利です
プリセットが電源オフで勝手に戻ってしまう 例として、意図的に露出を+1にしておいたのに、電源OFFで勝手に戻ってしまっているなんて言うことを指します。
記録中の画像を強制消去できない 強制消去できれば、ミスショットしても素早く次の撮影に移れます。特に画素数の多いデジカメ。
画像ファイル名が勝手に1番に戻ってしまう 複数のメモリカードを使った時などに、勝手にファイル名を1番に戻されてしまうと、パソコン上でのファイル管理が大変です。重複するファイル名が存在することになるので、同一フォルダに転がそうとした時に、いちいちリネームが必要になります。
上級者以上だと困ること ストロボのプリ発光を止められない ストロボがプリ発光するため、スレーブ点灯の外部ストロボを増灯出来ない。特に「商品撮影」時に困る。ホットシューか外部ストロボ端子が付いていると、より良い。
○○オークションに出品する写真に使うと、威力満点!
フィルターねじが切っていない フィルターねじがあると、各種フィルターやコンバーターが取り付けられます。
三脚取り付けた状態でメモリカードや電池が交換できない 三脚に取り付けた状態で、メモリカードや電池が交換できないと、極めて腹立たしいことがあります。
以上
この色は後日加筆した部分を表します

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